2015年11月12日木曜日

余命いくばくもない叔父が、貝殻の標本をくれることになった



貝



昨日は叔父のたっての願いで、
うちの父が泊まりがけで話しを聞いてきた。

子ども時代の思い出を色々語りあったそうだ。


余命について本人はすでにふっきれているらしく、
サバサバしたもんだったらしい。



話の中で、
叔父の持っている貝の標本のことになって、

「hachi が欲しがるんじゃないかと思うんだけど、どうかな?」

と言っていたらしい。




私自身は特別貝がらの類に執着しているわけではないのだけれど、
子どもの頃に叔父の家で見た貝の標本は、
単純に、きれいだと思った。

あのときのことを
まだおぼえていてくれてるんだなぁ。



父方の兄弟の中で一番若くて、
兄のような存在だった叔父。
優しくて、子どもが好きで、
たくさん遊んでくれた叔父。
その優しさゆえに、
人と争ったり強く出たりすることができず、
仕事を失った叔父。



叔父が大切にしてきたものを
私に渡したいと思ってくれるだけで、
なんだか涙が出る。



叔父さんの貝をもらえたなら、
それでなにか新しい作品を作ろう。

自分の今までの作品とはたぶん全然違うものになる気がするのだけど、
それもまた楽しみだ。


自分の作るもので叔父さんの生きた証が残せるとしたら、
こんなに素敵なことはない。





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